備忘録。IMATAカンファレンスへの参加を決めた時の気持ち

こんにちは!

勉強会への日程も近付いてきているという事で、今ひとりで色々あーだったなーこうだったなーと振り返っているところですが、参加する前と参加した後、そして少し時間が経った現在とで今後こうして働いていきたいというビジョンは変化しています。

そして今、新たに開かれた扉の前で、大きな決断をしようとしています。

あの時に感じていた気持ちをいつまでも忘れないよう、ここに残しておきたいと思います。

単なる私の備忘録なので、興味のある方がいればお付き合いください。


~近況報告~(21.9.2018 on Facebook)

私ついにIMATAの会員になりまして、来月ポルトガル開催のカンファレンスに参加してくることになりました✈️
(IMATAは、International Marine Animal Trainers ‘Associationの略で、研修、公開展示、研究、畜産、保全、教育を通じて海洋哺乳類科学に携わる人々のコミュニケーション、プロフェッショナリズム、協力を促進するために設立されたものです)

専門学校生の頃からいつかは絶対に挑戦してみたいと思っていた場所なので、念願叶って本当に嬉しいです。
その場しのぎの英語しか喋れないし、ポルトガル語もスペイン語もできないので現地ではちょっと困ったことになりそうな気がしますが、このタイミングを逃すと次に挑戦できる機会は何年後になることやら…ということで、今回思いきって飛び込んでみることにしました🏃‍♀️💨

実力伴わず大変な思いをするのは目に見えていますが、このままじっと時がくるのを待っていたら一生参加できないまま終わってしまうかもしれません。

しかし私にとってはなかなか勇気のいる決断であったため、春から夏にかけての期間はずっと、

またとないチャンスだからカンファレンスには行きたい!

でも行けない…!!

という理由をうだうだと並べて悩んでいました。

英語も堪能なレベルではない、

研究発表を聞いてもちんぷんかんぷんかも、

もっと勉強してから行くべきじゃ…?

行くとしたら今年は開催国がポルトガルだからめっちゃ遠いしお金かかる、
せっかく貯めてきた貯蓄を注ぎ込むほど価値のあるものにできるのか?

11月には元々オーストラリア行くって決めちゃってるのに(1年前に予約済。キャンセル不可)ここでヨーロッパも挟むとか私はセレブかっ!

有給的にも金銭的にも問題あるんじゃないのー!

日本の水族館の知り合いには誰も参加するトレーナーがいない、

もっと近い国で開催する時には何人か行くかも…そしたら必要な日程もお金もポルトガル程はかからないかも…!

もう、そんなこと色々言ってたらキリがないんですよね。

何したって不安は尽きないし、逆に英語に不安を覚えないタイミングまで待ってたら何年後になるやら。
あーだこーだと色々悩んで悩みまくって一周回って、

とにかく!

行ってみるしかない!!!

という決断に最終的には踏み切ることができました。
後押ししてくれた周りの人の存在も大きかったです。

まだまだ未熟なトレーナーです。
だからこそ、
挑戦して失敗してなんぼでしょう!

現状に満足して何も学ぼうとしないままこの仕事続ける方が辛すぎる。

失敗したってかすり傷程度にしかならんぞ!と自分に言い聞かせ、ひとりヨーロッパへ渡ります。
めちゃめちゃ不安ですが、自分のこんな無鉄砲なところも嫌いじゃないのです。
失うのは貯蓄だけだと思えば良い。笑

そして…。
せっかくヨーロッパへ行くので、会社の寛大な上司や同僚の許しを得て、そのままヨーロッパをちょいちょいと周遊してから帰ってくることになりました。

(ポルトガル)ファロから入って→アルブフェイラにカンファレンスのため1週間滞在→ここからは観光でリスボン→ポルト→(イタリア)ミラノ→ベネチア→ローマ→(ギリシャ)アテネ→ミコノス島まで行って、アテネから日本へ帰ってきます。
約1ヶ月の旅です。

こんな長期休暇を取得する飼育員は、日本中どこを探しても私だけだと思います。大変申し訳ございません。

来月の11日出発となりますので、それまでしっかり働きます。

ちなみに、10/11~11/7ポルトガルで不在。11/27~12/4はオーストラリアで不在です。

もう、お前ほんとに働いてんのかよっ辞める前の有給消化かよってレベルの暴挙なのは百も承知ですが、まだ辞めるわけではないです。

子供を産む女性にとって働きづらいこの社会(この業界)で、今後どうやって働いていくか、生きていくかについて考える大きなチャンスだと思っているので、自分の望む形が見つかるよう、全力で頑張ってきます。

飼育している動物が幸せかどうかなんて飼育してる側の人間が勝手に決めつけて言うべきではないけど、どんなに動物たちの幸せを考えて働いてきたトレーナーでも、結婚そして出産となると辞めるしかなくなる現状が残念すぎるので、いずれは働き続けたい女性トレーナーとそれを応援する人達の輪を拡げていけたらいいなと思ってます。

そして、全国のブラックなとこにいてこのやり甲斐の搾取ともいえる現状を受け入れるしかないと思っている人には、好きな仕事してるからって諦めることなんて何もないんだよって届いたらいいな。

今付き合ってる彼女と結婚したいけどこの給料じゃ家族を養えないので転職しますって人今まで何人も見てきたけど、こんなんが当たり前でいいわけないよね。

好きな仕事してるんだから、お金もらえなくたっていいじゃないって言う人にはすっこんでてほしい。


以上。

あの時の素直な気持ちでした。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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